オレンジチョコー橙(だいだい)の新しい食べ方

橙(だいだい)は、昔は農家の家に必ず一本は植えられていて、お正月の鏡餅の上に飾ったり、風邪の喉の痛みを和らげるために飲んだりしていました。しかし、そうは言ってもあまり使われない橙。最近はeno 島屋さんの江のポン、岸田商会さんのポン酢等、酸っぱさを活かした商品に加工されています。

祖父が家を建て直した20年程前に植えられた橙の木が一本、毎年裏山で実をつけていました。

橙(だいだい)の英名はBitter Orange, Sour Orange とも呼ばれている通り、1個あたりのサイズは大きいですが、実(み)は酸っぱくて皮は厚く苦いです。そしてレモンと同じくインド・ヒマラヤ原産です。スペインからイギリスへと渡り始まったマーマレードも、元はインド・ヒマラヤから伝わったものです。

以前、ネーブルオレンジの皮を加工してオレンジピールにしました。ネーブルオレンジは生食用で果肉が元から甘く、砂糖を少なめにして、オレンジ感が出るように作りました。今回、橙を使ってオレンジピールを作ってみると、ネーブルオレンジのレシピより砂糖を多めに使いますが、果汁の酸味がオレンジ感を強めて、甘みと相まって皮のほろ苦さが複雑な風味を呈しています。最後に、ネーブルオレンジピールを作るときに洋菓子屋さんが教えてくれたレシピにならい、仕上げの香り付けに洋酒を少しだけ入れています。

水分が残っているとチョコレートと混ざらないので、橙ピールをしっかりと乾かしてから、チョコレートと合わせていきます。きび糖の甘味、橙の香り・果汁感・ほろ苦味が十分に強いので、カカオ72% 以上の甘さ控えめのチョコレートを使って、ピールをくるんでいきます。

オレンジピールを作る際に、果肉や種も一緒に煮込んでいます。この果汁や果肉と、切り揃える内に半端に余ってしまったピールを合わせて、マーマレードとして詰めました。通常、フルーツの旬の季節を過ぎても食べられる保存食になるよう、砂糖多めに甘く煮立てるジャムですが、オレンジピールチョコレート用に製造すると、そのまま食べられる果実感あふれるマーマレードになりました。

横須賀から橙の新しい食べ方を二つ提案します。ぜひお楽しみください!

上部へスクロール