世界を旅するカカオ紀行 はじまり

皆さんは、世界のカカオを食べ比べたことありますか?

カカオは世界を渡るフルーツです。中南米に起源して、アフリカへ渡り、近年はアジアでも栽培されています。そしてカカオの実から採れた種は、ヨーロッパや北米、アジアに渡り、チョコレートへと生まれ変わって皆さんのお手元へ届きます。
 こうして届いたチョコレートは、一国の単一農園のものから、一国内の数農園のカカオを混ぜたもの、いくつもの国のカカオを混ぜたものまであります。混ぜる理由は、製造量を増やす、味を揃える、加工しやすくする等、様々あります。

私が最初にカカオに色んな種類があると知ったのは、優雅な時間を楽しむハイカカオというブランディングを作った、森永さんのカレ・ド・ショコラでした。次は明治さんのThe Cacao-産地毎に生まれる個性豊かな風味にこだわったカカオでした。チョコにもこんなに違いがあるんだ~、と感動したのを覚えています。
 そこから興味を持って、カカオにこだわり製造しているメーカーさんを知りました。食べたことがあるのはCACAO broma(岩手)、Minimal(東京)、ラ・ベルデュール(神奈川)、Maison Cacao(神奈川)、M²(神奈川)、Choco Forest(大阪)。まだ食べたことはありませんが、SOIL CHOCOLATE(北海道)、choco rico(愛知)、cacao 研究所(福岡)等、多くの先達がいらっしゃいます。使っているカカオの生産国が同じでも風味が異なり、メーカーさん毎のこだわりを味わう楽しみがあります。

弊社でカカオを使うことになった背景は、昔食べて美味しかった市販のレーズンチョコが製造中止となり、とても残念に思ってました。しかしドライフルーツを作り始めて、いろいろな品種のレーズンが手元に出来てきたので、無いなら自分で作ろう!と思い立ったからです。
 とは言え、チョコレートを食べたからすぐ作れる、というものでは当然なく、ネットで作り方を調べて、藤沢駅の富澤商店さんを見に行くと、チョコメーカーさんの種類以上に、製菓材料として多品種のチョコが用意されていると知りました。そして実際に一つ一つ使ってみれば、加工の特徴も完成品の風味も全く異なります。こうしてチョコ作りを始めると、あれこれ食べていたメーカーさんのBean To Bar という製法がどういうものかも理解しました。

「弊社商品の多くに使っているベネズエラ産カカオマス」
「好きだった、一粒ずつチョコで包んだレーズンチョコレート」

そんなこんなで始まったチョコレート商品の製造。弊社でどんな風に作り、しょっちゅう失敗し、試行錯誤して何度も試食して胃が苦しくなったり、その末にようやく完成した商品達を、カカオ紀行として紹介してゆきたいと思います。

上部へスクロール